SambaによるTime Machineバックアップ

2018年8月21日

この記事では、sambaによるTime Machineバックアップ環境の構築を行います。

MacにはTime Machineというバックアップ機能があります。Time Machineのバックアップ保存先は公式では以下が指定されていますが、sambaでのファイル共有サーバもバックアップ保存先に指定できます。

  • Mac の USB、FireWire、または Thunderbolt ポートに接続した外付けのハードドライブ
  • ネットワーク上の Time Capsule または macOS Server
  • ネットワーク上の AirMac Extreme ベースステーションの USB ポートに接続された外付けハードドライブ

せっかくTime Machineという便利な機能がありますので、使ってみたいと思います。

sambaによるファイル共有サーバが構築されていることが前提となっていますので、まだファイル共有サーバを構築していない場合は以下の記事を参考にしてください。

関連記事→ファイル共有サーバの構築

なお、今回はArchLinuxに上に構築します。

1.Time Machine用のバックアップ保存先の作成

Time Machineで利用するディレクトリを以下コマンドで作成し、所有者をsambaでアクセスするユーザに変更します。

$ sudo mkdir -p /backup/timemachine
$ sudo chown mako:mako /backup/timemachine

2.Time Machine用の設定追加

/etc/samba/smb.confに以下の設定を追加します。

[global]
   vfs objects = catia fruit streams_xattr
   fruit:metadata = stream
   fruit:encoding = native

[timemachine]
   path = /backup/timemachine # バックアップ保存先
   valid users = mako # sambaでアクセスするユーザ
   browsable = yes
   writable = yes
   fruit:time machine = yes
   fruit:time machine max size = 256G # Time Machineで使用する最大容量

3.sambaサービスの再起動

以下のコマンドで sambaサービスを再起動します。これでTime Machine用のsambaの準備が完了です。

$ sudo systemctl restart smb.service

4.Time Machine用の共有フォルダの設定

Time MachineからTime Machine用の共有フォルダが認識できるように、以下の設定をMac側で一度だけ行います。

$ sudo defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1
$ sudo tmutil setdestination smb://mako:mako@192.168.10.10/timemachine
※sambaのアカウント/パスワード、サーバのIPアドレスは適宜設定してください。

5.Time Machineでのバックアップの実施

メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「Time Machine」をクリックします。
「ディスクを選択」をクリックして、リストからバックアップディスク(先ほど指定した共有フォルダ)を選択し、「ディスクを使用」をクリックします。

以上で、Time Machineによるバックアップの設定は終了です。これで定期的にMacのバックアップが取得されます。

終わりに

今回はsambaによるTime Machineバックアップ環境の構築を紹介しました。これで、突然のMacのTime Machineバックアップ環境の作成が完了で一安心です。いつか、WindowsやLinux環境でのバックアップ環境を作成したいと思います。